本から明日をつくる

本と旅が趣味の大学院生です。色んなジャンルの本の感想とともに、旅の記録を書いています!

❮旅❯韓国旅行記②~韓国と北朝鮮をつなぐ希望の駅は今・・・

これは以前書いた韓国旅行記①の続きです。

前の記事はこちら。

honkaraasuwotukuru.hatenablog.com

さて、今回は前回に引き続き韓国と北朝鮮との国境付近のDMZにいったお話です。

DMZって何?という方、上の記事で詳しい説明をしたのでそちらをよかったらご参照ください。

ざっくり説明すると一触即発の事態を避けるために国境付近に定められた非武装地帯のことです。

 

南北統一を願う駅

今回紹介したいのはこちらの都羅山駅です。

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この駅は韓国と北朝鮮の境界駅、正確には韓国にある駅で最も北朝鮮に近い駅であると言えます。

とても新しいかんじがするのは、融和ムードだった2002年に建てられた新しい駅、というだけでなく、DMZ内の駅であるために出入りが自由でないので生活目的に利用されていない、ということもあるのでしょう。

 今は観光目的となっていて本来の駅としての機能は失われています。

 

この駅は韓国から北朝鮮へとつながる電車の最初の駅として建てられたので統一の願いの象徴でもあるようです。

 

 

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駅の中には、

「ここは南の終着駅ではない、北へと続く最初の駅である」

と書かれている看板が。

 

 

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当初の構想としては韓国から北朝鮮、そして中国、ロシア、ヨーロッパとユーラシア大陸を横断する鉄道の最初の駅として作ろうともしていた、とガイドさんが言っていました。

 

 

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未だ叶うことのない”平壌方面”の文字が希望と悲しさを背負っています。

 

 

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ここで出国の荷物検査などを行う予定なのでしょう。

 

 

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2002年にこの駅が建てられたときには当時のアメリカ合衆国大統領ジョージ・ブッシュと韓国の金大中(キムデジュン)大統領がここを訪れました。

駅の中にはその二人のサインが飾られています。 

上の写真がブッシュで、下の写真が金大中のものです。

 

いつかこの駅が観光目的でなく、本当の駅として使われるときはくるのでしょうか。

同じ民族なのに他国の利害によって分断されてしまった場所。

その悲劇の背景には日本も関わっているわけですから(というか発端は植民地にした日本でもある)、ぼくたち日本人が向き合わないといけない場所の一つなんだろうなと思います。

 

 

北朝鮮が韓国に進行するために掘った秘密のトンネル

今回もう一つ紹介したいのは、北朝鮮が韓国に侵入するために秘密裏に掘ったトンネルの存在です。

 

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現在見つかっているトンネルは現在確認されているだけで4つあって、地下25メートルのものから100メートルを超える深さのものまであります。

これらのトンネルは脱北者の証言によって存在が明らかとなり、実際に韓国が調査してみたところトンネルが発見されたようです。

さすがに韓国がそのトンネルに到達したときは北朝鮮軍は撤退していたようですが・・・。

 

 

今回いってきたのは、その中の第3トンネルと呼ばれるものです。

第3トンネルは1978年に発見されましたが、発見された場所は国境を越えてソウルまで52キロしか距離がないところまで進行していたので、最も驚異的なものであったとされています。

とても恐ろしい話です。

  

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残念ながらトンネル内の写真の撮影は禁止でしたが、中に入ることはできました!

中はとても狭く身長が180cm近くある僕の身長では思いっきり背中を曲げないと頭がぶつかってしまいます。

欧米からの観光客の方たちはとても窮屈そうでした(笑)

 

この第3トンネルの入り口に併設して朝鮮戦争から今に至るまでの歴史を振り返る展示館がありました。

 

 

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ちょっとわかりづらいですが、トンネルの断面の模型です。

ちょうど上はDMZになっているので自然が豊かな場所となっています。

 

 

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そこではこのトンネルについての詳しい情報も学べます。

日本語でも書かれているのでありがたい。

 

 

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またそれだけでなく、朝鮮戦争で実際に使われた兵器なども展示されていました。

 

 

最後に

以上、韓国にいって北朝鮮との国境の近くまで行ってきた話でした。

同じ民族でありながら、二つの国家に分断されてしまったという悲劇。ここ最近平昌オリンピックを機に北朝鮮と韓国の距離が接近してきたようですが、果たして本当の統一は実現される日はくるのでしょうか。

もちろんこのことは日本と関係なんて言うことはできません。

同じ東アジアの国であると同時に、かつてのこの地帯の宗主国であるのだから。

今の日本人に何ができるか、それは一人ひとりが考えていかないといけないと思うけれど、まず知ること、そこから始めていく必要があるんだろうな、そう思います。

そんなことを考えさせられた韓国旅行でした。