どうもこんにちは。
今日はありえないくらい風が強かったですね。
大学の中にある自転車は全部きれいにドミノ倒しになっていました。
さて、今日は昨日ぼくが出会った一人のスペイン人の女子中学生について話そうと思います。
日本語が全く分からない状況で田舎の中学校に通うことになったそうで、周りの友達ともうまくコミュニケーションがとれず、これまで大変なことも色々あった、そう話してくれました。
今日の記事はそんなお話。
その子は修学旅行で東京に来ていた
ぼくは地方からやってくる修学旅行生に大学ってこんなところだよっていう話をしてあげる活動をしています。
その女の子は東北の中学校に通っているようですが、その中学校は東北の中で交通の便がよいような場所ではない地域にある学校のようで、周辺のまちにくりだすのも一苦労、といった場所にあるそうです。
もちろんそんなところにインターナショナルスクールがあるわけないですよね。
日本に来て1年半
たくさんの中学生と触れ合う中で、その子の存在にはすぐ気づきました。
話しかけてみると、普通に上手な日本語が返ってきたのでてっきり小さいころから日本で育った子なのかなと思いました。
ですが、よく話していると日本に来てまだ1年半しかたっていないそう。
びっくりしました。
なんでそんなに日本語話せるのかって。
その子は「最初の半年くらいは全く日本語もわからず周りの子たちもうまくコミュニケーションがとれなかった」と語ります。
人口も少ない田舎のほうの地域だから英語を話せる人も少なかったんじゃないかなと思います。
だからきっと日本語一生懸命勉強したのでしょう。
中学生という多感な時期に本当に大変な思いを経験してきたんだろうなと思うと胸が痛くなりました。
その活動のなかで生徒たちにディスカッションをしてもらう時間があるのですが、難しい話題になるとうまく思っていることを表現できずに困る様子を見せることも多々ありました。
その子に英語で話してもらったことを日本語になおしてあげるってこともありました。
それでもその子の笑顔は明るい
それでも彼女の表情は決して暗いものではありませんでした。
その理由はすぐにわかります。
分からないことないか何度も気にかけてくれる女の子。
その子にちょっかいをだす男子。
難しいことを聞いたら英語でそのことを伝えてくれる学校の先生。
こういう周りの人たちの温かさがあるから、彼女は心から笑っているように思えた。
きっと想像もつかないくらい大変なこともあったでしょう。
大変の大小は異なってもそういうことって誰しもぶつかるときはあると思います。
そういうときに支えてくれる人の存在って本当に大切なんだろうな。
そんなことをふと思う一日でした。