本から明日をつくる

本と旅が趣味の大学院生です。色んなジャンルの本の感想とともに、旅の記録を書いています!

どうして格差はなくならないのか

こんにちは。本から明日をつくりたい大学院生です。

最近暑い日もでてきました、体調管理には皆さん気を付けてくださいね。

 

さて、今日は僕が関心がある社会問題、格差について思っていることを少し書こうと思います。

格差といっても経済格差や教育格差、地域格差情報格差、雇用格差、国家間格差などさまざまな格差がありますが、今日書くのは一国内における経済格差についてです。

 

これまで格差に関する本をいくつか読んだので関心がある方はよかったら読んでみてください。少しだけ紹介しておきます。

 

honkaraasuwotukuru.hatenablog.com

honkaraasuwotukuru.hatenablog.com

 

 

経済格差というと豊かな暮らしと貧しい暮らしを連想すると思います。

それってすなわち貧困問題?

 

 

格差と貧困は何が違うのか

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こういうスラムに近い写真を見れば、誰だって貧困が問題の場所なんだと思うでしょう。

 

ただ、最近貧困という言葉には二つの意味がこめられるようになってきています。

絶対的貧困相対的貧困です。

 

絶対的貧困とは、明確な定義はありませんが1日1ドル以下で生活している人たちのことを指し、今でもアフリカや南アジアなどの開発途上国では1日1ドル、つまり今のレートなら100円もかけずに生きなければならない人たちがたくさんいます。

 

それに対し、相対的貧困とは、一国の人口の所得の中央値の半分に満たない人のことを指します。日本の場合、調査方法の違いによって多少の差は出るのですが、だいたい10~16%の人たちが年間所得120万円以下の相対的貧困にあてはまると言われています。

 

何度も言うようですが、相対的貧困のボーダーラインは国ごとの所得の中央値によって異なりますから、一概に同じ土俵で国同士で比べるのも難しかったりします。

 

ただ、この相対的貧困率というのは、一つの国の中である程度稼いでいる人もいるなかで、相対的にそういう人たちに比べて満足いく生活を送るだけの所得をもらうことができていない、ということなので格差の指標であると言えます。

 

つまり、格差問題で下側に注目したとき、その人たちが相対的貧困層にあてはまる可能性が高い、ということです。

絶対的貧困は格差というよりはむしろ政府が機能していないとか、水や病気を防ぐためのインフラが整っていないとか、そういうところに問題は根付いています。

 

 

格差をなくすとはどういうことか

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よくテレビやネットニュースを見ると、「格差をなくそう」「格差是正」って言葉、よく聞きますよね。

ここで考えたいのは格差をなくすというのはどういうことなのか、ということです。

 

そのためにも、経済格差は何が問題なのかということを今のところ自分の知っている知識であげていくと、

  • 所得の再分配が適切に行われていない
  • 一部の人たちだけがお金持ちになれている
  • たくさん働いても人並みの生活をなかなかおくれない
  • 貧しさが自分の子ども(次の世代)に連鎖する

といったところでしょうか。

もちろん他にも色々あるとは思います。

 

格差がおこる原因というのは大概所得の再分配がうまく機能していないところにあると言われます。

特に日本では。

 

大企業がばんばんお金を稼いで、大企業の正規雇用を受けている人たち(ここ大事です、非正規雇用だと同じように働いてもたいしてお金がもらえません)にお金が集まっていくわけです。

そのルートにのれていない人たちにはお金がたいしてまわってこないような仕組みができていしまっているのです。

 

そして親の所得が子供の教育にかけられるお金に如実に反映されるからさらに格差の連鎖が続きます。

この本を読めば隠された日本のリアルなもう一つの姿がよくわかります。

 

honkaraasuwotukuru.hatenablog.com

 

駅のトイレで寝泊まりしなきゃいけない高校生がいる。

そういったように全ての大人たちのつけが子どもにまわっていってしまう。 

 

それが今の日本です。

 

これでは格差をなくすのは相当難しい。

普通の暮らし=色々と消費していくころになってしまっている現代日本ではお金を使うことが当たり前になっているから、相対的貧困に位置する人たちは苦しく感じてしまうのも当然です。

 

今回はこのあたりで記事を終わりにしようかと思いますが、少なくとも日本における格差を少しでも解消するためには、仕組み自体を変えるか、生活に対する考え方・生き方を変えてよりお金を使わなくても大丈夫な生活を見出すか、といったことが必要になってくるのかなと思います。

 

一人でも多くの人がこの問題を真剣に受け止めて、何かできることを探していけたらよいなあと思う今日この頃です。