本から明日をつくる

本と旅が趣味の大学院生です。色んなジャンルの本の感想とともに、旅の記録を書いています!

韓国と北朝鮮の対立に終止符か?また時代が大きく変わろうとしている

昨日4月27日、世界に震撼が走る出来事がおこりました。

韓国と北朝鮮で出された「板門店宣言」、ここで二国が平和と統一にむけた合意が発表されたのです。

 

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※これは韓国側にある統一を望むための碑です。

 

このことは同じ東アジアに住む僕たちにとって大きな出来事です。

同じ民族が共存のために歩み寄っていくことは本当に喜ばしいことである反面、これから日本を含めた情勢がどう変わっていくか注意深く見ていく必要があるでしょう。

 

なんでそもそもこんなに朝鮮半島に敏感になっているかというと、先月ちょうど韓国と北朝鮮軍事境界線地帯に行ってきたらなんですね。

詳しくはこちらの記事を。

 

honkaraasuwotukuru.hatenablog.com

honkaraasuwotukuru.hatenablog.com

 

三月の段階ではいつ統一にむけて動けるのだろうか、なんて思っていたので1か月の急転換にびっくりなわけです。

 

 

朝鮮半島の平和と繁栄、統一のための板門店宣言

4月27日に平和会談が行われたのは板門店

聞いたことがある人もいるかもしれません、軍事国境線の38度線のところにあるやつです。

 

さて、ではこの板門店宣言とは実際どのような内容なのでしょうか。

ちょうどYahoo!ニュースに全文があったのでリンクを張っておこうと思います。

news.yahoo.co.jp

 

この板門店宣言をざっくり言うと以下のような感じになります。

  •  民族自主の原則にもとづき、各界多層の交流や民間の交流を円滑化させ、南と北の統一の未来を早めていく
  • 地上・海上・空中全ての領域で軍事的緊張対立の原因となるような敵対行為を全面停止し、対策をとっていく
  • 段階的に南も北も軍縮をおこなっていき、完全な非核化を通じて核のない朝鮮半島を実現するという共通目標を確認した
  • 今年終戦を宣言して、恒久的で強固な平和体制実現のため南・北・米、あるいは南・北・米・中による会談を積極的に進めていく

というかんじです。

 

 

あらゆる敵対行為の禁止

以前軍事国境線付近に行ったときは、韓国側で韓国のラジオだとか韓国のすごいところをめちゃくちゃ大きな音の拡声器で北朝鮮側に流していました。

対立関係が悪化したときははっきりと相手をけなすような内容を北朝鮮側に流した、とガイドさんは語っていました。

 

でも、この板門店宣言によってそうした挑発行動も禁止されていきます。

 

とてもよいことですが、一度あの挑発しあっている緊張状態というやつを体感することができてよかったと感じもします。

 

 

冷戦の傷跡、朝鮮戦争の終わり

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※実際に朝鮮戦争で使用された兵器

 

朝鮮戦争は今はまだ休戦状態、つまり韓国と北朝鮮はまだ今日現在も戦争状態なのです

それが今、この板門店宣言をきっかけに終止符が打たれようとしています。

 

1950年に、朝鮮戦争はアメリカを中心とした資本主義陣営とソ連・中国らの社会主義陣営との対立軸たした冷戦構造に巻き込まれ勃発し、同じ民族なのに敵対しあうという悲劇的な結末を迎えました。

 

それからずっと互いに歩み寄ることができなかった北と南が、ついに統合に向けて歩み寄っていく、これは大変大きな意味のあることです。

 

上にも書いた南・北・米(アメリカ)・中国の会談というのは当時の冷戦下の朝鮮戦争を行った当事者たちだからこそその会談には意味があるのです。

 

 

気を付けなければいけないこと

ただ、これを平和万歳だけで鵜呑みにするのもよくないだろうとも考えます。

 

基本的に国際関係において真の狙いや裏の意図というのはつきものです。

自国にメリットがなくてこれまでの状態から変わる、ということは基本的にありません。

 

北朝鮮はこれまで莫大な予算を投入してきた核開発を、非核化に向けて尽力すると真逆の方向転換をしたわけです

よっぽどなメリットがなくてはこんなことはできません。

 

今回はなんでしょう。

正直ぼくは無知すぎてまだ分かりません。

 

中国・アメリカとの関係の中でものごとを見ないといけないだろうし、北朝鮮一国の中でこれ以上経済的に困窮しては国が成り立たなくなるとようやく気付いたのかもしれない...。

それとももしかしたら平和共存をうたって油断させて実は裏切るため...?(実際世界各国のニュースではこの北朝鮮の態度に対して懐疑的な見方をしているもの少なくないようです)

 

真の意図はなんだろう。

 

同じ東アジアにすむ日本人だからこそ、そのようなことに目を配っていないといけないのでしょう。