本から明日をつくる

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史上初の米朝首脳会談実現へ アメリカと北朝鮮の真の狙いは?

6月12日、シンガポールにて歴史的な出来事がおこりました。

アメリカ合衆国トランプ大統領北朝鮮金正恩朝鮮労働党委員長とによる史上初の米朝首脳会談がついに実現されたのです。

 

www.cnn.co.jp

 

この握手の瞬間はアメリ国務省ツイッターでもツイートされました。

 

 お互いが歩みより、長い間固く握手をする始まりはとても象徴的です。

 

 

なぜ史上初で意義があるのか

そもそもなぜこの会談が大きな歴史的意味をもつのか説明しましょう。

 

遡ること第二次世界大戦直後、戦前まで日本の植民地であった朝鮮半島は、当時の冷戦構造に組み込まれて1950年に朝鮮戦争が勃発してしまいます。

資本主義陣営を代表するアメリカ率いる国連軍は朝鮮半島の南側を、社会主義陣営側のソ連・中国は北側を支援した朝鮮戦争は、北緯38度線を境に同じ民族が2つの国家に分断されることで一時休戦というかたちの結末を迎えました。

 

あくまで一時休戦なので、韓国と北朝鮮の人たちはまだ戦争は続いていていつどんぱちしてもおかしくないという認識です。

3月に韓国にいって軍事境界線の方に向かったとき、実際に韓国の方がそう言っていました。

(4月の板門店宣言で事態は大きく変わっていくかもしれませんが) 

honkaraasuwotukuru.hatenablog.com

 

 

honkaraasuwotukuru.hatenablog.com

 

そして北朝鮮の人からするとアメリカという国は戦争でたたかった憎き相手で、南北の分断をまねいやつ、というかんじの認識なわけです。

 

だからもちろんこれまでアメリカと北朝鮮は友好関係などなく、現代に至るまでアメリカは経済制裁や、韓国における合同軍事演習などをおこなって北朝鮮に対してプレッシャーをかけてきました。

 

ただプレッシャーをかけるのは戦争が続いているからという以上に、北朝鮮が核開発を進めていったことに由来すると思います。 

数ヵ月前までも北朝鮮は核爆弾を搭載した大陸ミサイルの打ち上げ実験を繰り返し、アメリカに対して挑発行為を行っていたのは記憶に新しい人も多いのではないでしょうか。

 

 

そんな二つの国がついに首脳会談をするに至ったー

この言葉をそのままとらえれば歴史的な意味がとても大きなものであることは、以上のような歴史的経緯から考えればよく分かると思います。

 

 

この会談が意味するものとは

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この会談によって国際情勢がより良い方向へと向かってくれればそんなに素晴らしいことはありません。

 

実際、トランプ大統領はこの会談の大成功に期待していると語り、金正恩氏も、これまでいくつかの障害があったなかで、我々は全て乗り越え今日ここにいると語りました。

 

しかし、国際関係というものには本音と建前はつきものです。

本音は何なのか、お互いにとって何らかの利益があるからこそ、この会談は成立したわけです

 

北朝鮮の狙いはおそらくアメリカ軍の朝鮮半島撤退ではないかと思われます。

北朝鮮としてはやはりアメリカ軍が近くにいるのは脅威なわけで、半島からの米軍撤退は昔からの狙いでありそれは変わっていないはずです。

 

これまでの流れを考えると、今回の論点ともなる北朝鮮の非核化は、口では進めるといっても実際は取りかからないのが北朝鮮ではないかと思います。

 

 

一方、アメリカの思惑としてはトランプ大統領の世論からの評価をあげることではないかなという気がします。

トランプ大統領は世論からの評価を得るために、時には迎合的な、時には挑発的な言動をおこなってきた人物です。

 

核ミサイルをもってアメリカ国民に脅威となっている北朝鮮と対談をおこない平和へのきっかけをつくった史上初の大統領として、注目を集めることが狙いではないでしょうか。

これによって国際世論の評価もあがる可能性はあるし、東アジアからの脅威を減らせれば中東に資金をついやすことだってだきます。

 

他にも様々な狙いはありそうです。

 

とはいえ、この米朝首脳会談が形式的なものでなく、本当に国際平和へとつながってくれたらいいですね。